就活アドバイザー監修
この記事の結論
早期選考の案内が来なくても、本選考に応募できる企業があります(例:日鉄物産は、インターンシップの参加有無で不利にならないと明記。FAQに年度の記載はありません)。選考の日程などをマイページで案内する企業もあるため、マイページも確認します。落ちたあとの再応募は企業ごとに違うため、公式FAQで確認が必要です。28卒は、秋冬のインターンや説明会、募集が出ている本選考などから動けます。
- -インターンシップ等への参加を通じて案内を受けた学生は、計算上およそ5割です(編集部の概算)。政府の資料では、参加者の約7割が案内を受け、学生の約7割が参加しています。参加していない学生の分は資料から分かりません
- -日鉄物産のように、参加の有無にかかわらず本選考に応募でき、不参加が選考上不利にならないと公式FAQに書く企業があります(FAQに年度の記載はありません)
- -落ちたあとの再応募は企業ごとに違い、アビームコンサルティングやサイバーエージェントのように条件がつく例があります
- -アビームコンサルティングは、選考の日程や場所の案内をマイページで行うと公式FAQに書いています。メールだけでなくマイページも確認することをおすすめします(編集部の見解)
- -28卒は、締切カレンダー、本選考への備え、オファー型サービス、新卒応援ハローワークなどから動けます
先に結論|早期選考の案内が来なくても、応募できる道は残っています
28卒(2028年3月卒業予定。2026年10月時点で大学3年)で、早期選考に呼ばれない・案内が来ないと焦っている方へ。案内が来ていなくても、本選考や秋冬インターンなど、応募できる道は残っています。公的な資料と企業の公式FAQで確認できた点は、次の3つです。
- インターンシップ等への参加を通じて案内を受けた学生は、約5割と計算できます:政府の資料(後半で紹介します)によると、インターンシップ等に参加した学生の約7割が早期選考の案内を受けています。また、学生の約7割がインターンシップ等に参加しています。2つを掛け合わせると約5割になります(編集部の概算。四捨五入された値同士のため、幅があります)。参加していない学生が案内を受けているかどうかは、資料から分かりません。調査の対象は学部4年生と大学院2年生で、調査年度は資料に明記がなく、28卒の実数ではありません - 本選考に応募できる企業があります:インターンシップに参加していなくても本選考に応募でき、参加していないことが選考上不利になることはない、と公式FAQに書いている企業があります(日鉄物産。FAQに年度の記載はありません) - 落ちたあとの扱いは企業ごとに違います:早期選考やインターンシップ選考で不合格でも、本選考に応募できる企業があります。ただし、条件がつく企業もあります
案内が来ないときの確認点、落ちたあとの扱い、今から使えるルートの順に整理します。早期選考の時期を含む全体の流れは、就活スケジュールにあります。
早期選考の案内が来ないときに確認できる4つの要素|資料と公式FAQから
資料と公式FAQで確認できる要素は、次の4つです。案内を送る基準は企業ごとに違い、個々の企業の理由は外から分かりません(編集部の見解)。案内が来ないことと評価が低いことが同じ意味かどうかも、資料からは分かりません。
- ① 選考の名前がインターンシップになっている企業がある:アビームコンサルティングの公式FAQには、2028年卒向けのSummer Internship選考とStrategy Job選考が出てきます。サイバーエージェントのビジネスコース(2028年度卒)には、内定直結型インターンシップ選考があります。選考の名前がインターンシップになっている企業では、その選考を受けていない学生に、次の案内が届かないことがあります(編集部の見解)。参加者だけが受けられる選考があるかどうかは、志望企業の公式FAQで確認してください - ② 参加した人の中でも、次の段階に進む人の割合は下がります:政府の資料では、インターンシップ等の参加者の約7割が早期選考の案内を受け、約6割がその後の採用説明会・セミナーに参加し、約5割がその後の採用試験や面接等を受けています。これは参加者に占める割合で、企業が選考で絞った結果とは書かれていません。サイバーエージェントの公式FAQには、内定直結型インターンシップ選考は1〜4次まであり、4次選考を通過した人が、適性や都合を踏まえてインターンシップに招待されると書かれています - ③ 選考の案内がマイページにある企業もある:アビームコンサルティングの公式FAQには、マイページ登録(プレエントリー)後は、マイページで選考の開催日程や開催場所を案内すると書かれています。早期選考の案内に限った記載ではありません。メールが来ていなくても、マイページも見ておくとよいでしょう(編集部の見解) - ④ 選考が進む時期は、学生によって幅がある:政府の資料では、多くの大学で3年次の授業が終了する2月以降に、最初に採用面接や内々定を受けたと回答した学生が増えています。4月までの累計で約9割が採用面接を受け、約7割が内々定を得ています。エントリーシートを最初に提出した時期は、卒業・修了前年度の9月以前が約4割で、3月は約1割です。9月以前でなかった学生は過半数になる計算です(編集部の概算)。10月に案内がなくても、出遅れたとは限りません(編集部の見解)
参考として、マイナビの調査(2028年卒、2026年8月20日〜31日実施、有効回答1,182名)では、8月に実務体験を含む5日間以上のインターンシップに参加した割合は24.9%でした。8月単月の数字で、夏全体の参加率ではありませんが、4人に1人ほどです(編集部の概算)。
早期選考に呼ばれなくても、落ちても、本選考は受けられる?|公式FAQの例
受けられる企業もありますが、扱いは企業ごとに違います。新卒採用の公式FAQから3社の例を挙げます。アビームコンサルティングとサイバーエージェントは、28卒向けの記載です。
- 日鉄物産(新卒採用サイトの採用FAQ):採用者の割合は、インターンシップ経由の学生と本選考経由の学生が概ね半分ずつと書かれています。インターンシップへの参加有無にかかわらず本選考へ応募でき、参加していないことが選考上不利になることはない、とあります。この回答に年度の記載はありません。同じFAQでは、2028年度入社の選考概要は、決まり次第案内するとされています(企業ページ) - アビームコンサルティング:Summer Internship選考またはStrategy Job選考で不合格でも、秋以降に募集が始まる本選考に応募できます。ただし、夏ターム選考の進捗状況によっては、応募できない場合があります。本選考で不合格でも、次ターム以降の選考に再び応募できますが、採用が充足したコースから順に募集を終了し、次ターム以降は受付がない場合もあります。また、選考の進捗状況によっては次タームに応募できない場合があり、該当する方には別途案内があると書かれています(企業ページ) - サイバーエージェント(ビジネスコース、2028年度卒):本選考には前期・後期・終期があり、1次選考に参加した期と同じ期間内に3次選考まで参加する仕組みです。超早期内定直結型インターンシップ選考の1〜3次選考、または内定直結型インターンシップ選考の1〜4次選考で不合格になった人と、内定直結型インターンシップ選考の2〜4次選考を案内されて参加しなかった人は、本選考では前期のみ参加できます(企業ページ)
アビームコンサルティングとサイバーエージェントの2社の例から言えるのは、落ちても本選考に応募できる場合があり、時期や条件がつく場合もある、ということです。日鉄物産は、参加していなくても不利にならないと書く例です。ほかの企業の扱いは、この例から決められません。志望企業の公式FAQ・募集要項・マイページで、次の3点を確認してください。
- インターンシップや早期選考の参加者だけが受けられる選考があるか - 参加していなくても、本選考に応募できるか - 不合格のあと、再応募できるか(時期や条件)
書かれていない場合は、採用担当への問い合わせも選択肢です(編集部の見解)。落ちた選考がESか面接かで直すところが違うので、ESで落ちる割合は?や面接対策も確認してください。
28卒がいまから使えるルート|4つ(無料のもの中心)
順位ではなく、使える場面の整理です。
- ① 秋冬のインターンシップ・説明会に応募する:締切カレンダーでは、27卒・28卒それぞれの直近90日のES締切を、締切が近い順に確認できます。6時間ごとに自動更新され、企業名から企業ページに移れます。2026年10月1日時点では、28卒向けにインターンシップ、説明会、本選考の締切が載っています。ESはインターンESの書き方で整理しています - ② 本選考に備える(時期は企業ごと):当サイトの企業データベースでは、企業ごとの過去のES設問(掲載がある企業のみ)と、一般的な選考フローの例を確認できます(フローは企業の実際の選考と異なる場合があります)。設問を先に知ると、ガクチカや志望動機の素材を早めに整理できます - ③ 企業からオファーが届くサービスに登録する:オファー型(逆求人型)の就活サービスは、企業が登録された学生のプロフィールを見て、興味をもった学生にオファーを送る仕組みです。一例のOfferBoxの公式FAQには、オファーを承認すると企業と直接やりとりでき、説明会に案内されたり、エントリーなしでの選考に進んだりできる(企業により異なる)と書かれています。登録も利用も無料です。公式サイトで費用と仕組みを確認できたため例に挙げており、他のサービスとの優劣は比べていません - ④ 新卒応援ハローワークを使う:厚生労働省が各都道府県に1か所以上、全国で56か所に設置しています。利用は無料で、大学等を卒業予定の学生が使えます。就職支援ナビゲーターが担当者制で相談に応じ、企業説明会や企業面接会も開催しています。大学のキャリアセンターとの使い分けは、キャリアセンターと就活エージェントの違いにあります
早期選考は禁止されている?|政府の資料で確認できること
28卒にあたる2027年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程について、関係省庁連絡会議が2025年12月26日に「考え方」を示しています。
- 日程ルール:広報活動の開始は卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降、採用選考活動の開始は卒業・修了年度の6月1日以降、正式な内定日は卒業・修了年度の10月1日以降です。ただし、専門活用型インターンシップ(実施期間は2週間以上)に参加した人材の採用選考活動の開始には、例外があります(政府の資料の注記) - 法的な位置づけ:この要請は、企業の採用活動を法的に拘束するものではないと、資料に書かれています。現行の日程ルールと実態との乖離が進んでいる、とも書かれています - 早期選考の実態:内閣府が学部4年生と大学院2年生に行ったアンケートをもとに、インターンシップ等への参加者の約7割が「早期選考の案内」を受け、約6割がその後の採用説明会・セミナーに参加し、約5割がその後の採用試験や面接等を受けている、と書かれています。学生の参加は、卒業・修了前年度の7月から本格化しています
この数字は、インターンシップ等への参加者についてのものです。参加していない学生が、どのくらい案内を受けているかは、資料から分かりません。
就活エージェントも選択肢に(PR)|キャリセン就活エージェントの場合
就活エージェントは、担当のアドバイザーが相談に乗り、企業を紹介するサービスです。早期選考の案内が来ない人が、応募先を広げる手段の一つになります(編集部の見解)。仕組みと確認点は、就活エージェントは使うべき?で解説しています。
一例として、当サイトが広告提携しているキャリセン就活エージェント(広告主:シンクトワイス株式会社)を紹介します。本記事のリンク経由で面談予約などが完了した場合に、当サイトが広告収入を得ることがあります。公式サイトの記載と、広告主が広告パートナー向けに示している説明(会員限定のため、読者は確認できません)で確認できた事実だけを書きます。以下の「同社」は、運営会社ページに、2021年6月1日にシンクトワイス株式会社から業務が移管されたと記載のあるシンクエージェント株式会社と、広告主のシンクトワイス株式会社を合わせて指します。担当者の発言は、公式サイトに掲載された取材記事(2026年7月22日付)によるもので、当サイトが実態を確認したものではありません。
- 運営:運営会社ページの社名はシンクエージェント株式会社で、有料職業紹介の許可番号として13-ユ-314268が記載されています - 対象と費用:面談予約フォームで選べる卒業年は27卒と28卒です。公式FAQでは、会員登録・就活相談・企業の紹介・内定と入社までのサポートが完全無料で、企業からの協賛で運営していると記載されています - 面談:同社担当者の説明では、面談はほぼオンラインで、初回はだいたい1時間です - 非公開の情報:公式FAQには、会員登録をすると非公開ページの閲覧などの情報を得られると記載されています。何が非公開なのかは、当編集部が確認した公式ページ(FAQ・運営会社・面談予約ページ・取材記事2本)には見当たりませんでした。ほかのページに説明がある可能性があります - 同社発表の実績:これまでに6万人以上の学生が利用したとされています(同社発表。時点と算出方法は示されていません)。また、「当社のサービスを利用した時の内定獲得率は5.4倍」(※2018年卒6月時点の同社実績)と説明しています(同社発表)。何と比べた数字かは、この注記からは分かりません。2018年卒6月時点の実績で、28卒に当てはまる数字とは限りません。内定を保証する数字ではありません
注意点も確認しておきましょう。
- 対象と地域:面談・企業紹介の対応地域の明記は、当編集部が確認した公式ページ(FAQ・運営会社・面談予約ページ・取材記事2本)には見当たりませんでした。地方で就職を考えている人は、予約の前後で、自分の志望に合う求人があるかを確認してください。面談予約フォームでは28卒も選べます。大学3年生(28卒)の方は、対象になるかを予約後の連絡で確認してください - 携帯番号:面談予約フォームの必須項目に、携帯番号があります。連絡が電話で来る可能性があるため、出られる時間帯を考えておくとよいでしょう。最初の電話の流れは、就活エージェントの最初の電話で何を話す?で解説しています - 紹介企業の範囲:紹介できるのは提携企業が中心ですが、他社サービスやナビサイトの利用は制限しない、と同社担当者は説明しています - 選考短縮の表現:面談予約フォームの見出しには「特別ルートで選考短縮も可能」とあります。どの企業の、どの選考が、どんな条件で短縮されるのかは、当編集部が確認した公式ページ(面談予約ページ・FAQ・取材記事2本)には見当たりませんでした。ほかのページに説明がある可能性があります。面談で、企業名・短縮される選考の段階・対象の時期を聞いてから、判断してください
同社担当者は、就活のすべてを自分一人で進められる人には、同社のサービスは合わないと思うと話しています。応募先の広げ方に迷う人や、第三者の意見がほしい人は、大学や公的窓口と分けたうえで、話を聞くかどうかを考えてみてください。評判や面談の流れは、キャリセン就活エージェントの評判・口コミで出典つきで整理しています。
話を聞いてみたいと感じたら、次の広告枠(PR・外部サイト)から面談の空きを確認できます。
まとめ|今週やること
早期選考の案内が来ないことは、選べる道がなくなることとは違います。今週は、次の3つから始めてみてください。
- 志望企業3〜5社の公式FAQとマイページで、早期選考やインターンシップ選考の有無と、不合格のあとの扱いを確認する - 締切カレンダーで、28卒の締切が近い企業を1社選び、企業ページでES設問を見る - 無料の窓口(新卒応援ハローワークや大学のキャリアセンター)の予約方法を確認する(相談先の比べ方は就活で相談できる人がいない人へにあります)
27卒(大学4年)の方で、早期選考に乗れなかったと感じている場合は、いまから間に合う27卒の選考一覧で、まだ応募できる選考を確認できます。10月時点で内定がない場合の動き方は、27卒で10月に内定がない人がやることにあります。
FAQ
よくある質問
早期選考に呼ばれない・案内が来ないのは、評価が低いからですか?
早期選考の案内が来ないとき、どこを確認すればいいですか?
インターンに参加していないと、本選考で不利ですか?
早期選考に落ちたら、本選考は受けられませんか?
早期選考は禁止されているのですか?
28卒の早期選考はなくなりますか?
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