この記事の結論
Matcher(マッチャー)は、運営会社・所在地・事業許可番号・利用規約が公開されているOB訪問マッチングサービスで、公式FAQは完全無料と案内している。ただし登録している社会人一人ひとりの安全は保証されないため、個人情報・会う場所・勧誘への備えは利用者側でも必要。評判・使い方・コツも解説。
- 運営会社(Matcher株式会社)・所在地・事業許可番号・利用規約は公開されているが、登録している社会人一人ひとりの安全までは保証されない。個人情報・会う場所・勧誘への備えは利用者側で行う
- Matcherは完全無料(公式FAQ)で、大学や学年に関わらず使えるOB訪問サービス。大手からベンチャーまで幅広い社会人が登録していると公式サイトは説明している
- 営利目的の勧誘は規約で禁止されている。社会人を選ぶときは、名前の横のマークが緑(身分証明書で確認済み)かどうかを基準にするよう公式FAQが案内している
ほかの要点を見る(2)ほかの要点を閉じる
- マッチング率を上げるコツは、自己紹介文を充実させる(編集部の推奨は300字以上)ことと、聞きたいことを申し込み画面の選択と承諾後のメッセージで具体的に伝えること
- ビズリーチ・キャンパスは開校している大学の学生が対象。自分の大学が対象なら併用、対象外ならMatcher中心にするのが一つの進め方(編集部の見方)
Matcher(マッチャー)とは?サービスの基本情報
Matcherは2016年にサービスを開始したOB訪問マッチングプラットフォームです。公式トップは、Matcherを「会いたい社会人のお願いを叶えることで、就活相談にのってもらえるサービス」と説明しています。社会人が学生の就活相談にのる代わりに、「誰かにしてほしいこと」などのお願いを叶えてもらう仕組みです(公式FAQ)。公式トップは、商社やメーカー、コンサルや金融など、大手企業やベンチャーに関わらず、たくさんの社会人が登録していると説明しています。
主なスペック(公式FAQ・公式トップ、2026年10月11日確認)
- 利用料金:完全無料(公式FAQ)。実際に会う際の食事代や交通費は、事前にメッセージ機能で相談する扱いです。
- 対象:大学や学年に関わらず利用できると公式トップは案内しています。学生用は大学生(全学年)と大学院生(修士・博士)が対象です(公式FAQ)。
- 形式:公式トップに「電話・オンライン面談可能」の絞り込み条件があります。対面の場合の待ち合わせ場所は、メッセージで相談して決めます(公式FAQ)。
ビズリーチ・キャンパスとの違いは、対象とする大学の範囲です(編集部の見方)。ビズリーチ・キャンパスは大学別のサービスで、開校している大学の学生が対象です(公式トップ、2026年10月11日確認)。Matcherは大学生(全学年)と大学院生(修士・博士)なら、大学を問わず登録できます(公式FAQ)。自分の大学がビズリーチ・キャンパスの開校大学に当てはまらない場合は、Matcherも選択肢になります(編集部の見方)。
Matcherは安全?運営会社・規約・通報の仕組みを公式情報で確認
運営会社の情報は公開されていて、運営主体が分からないサービスではありません。一方で、登録している社会人一人ひとりの安全までは規約上保証されないため、備えは利用者側でも必要です。公式情報で確認できたことと、備える3点を順に書きます。公式情報は2026年10月11日に確認した内容で、変更されることがあります。
運営会社は公開されている
- 運営はMatcher株式会社で、会社概要に所在地(東京都港区赤坂)、代表取締役、設立日(2015年11月2日)が載っています。
- 会社概要には事業許可番号13-ユ-309091も載っています。この番号を厚生労働省の人材サービス総合サイトで検索すると(東京を選択、基準日は令和8年10月1日現在)、事業主名称がMatcher株式会社と表示され、所在地と電話番号が会社概要と一致しました。検索の手順は就活エージェントの許可番号の調べ方にまとめています。
- 2024年2月29日には、東証グロース上場のポート株式会社と資本業務提携を結んだことを、Matcher自身がプレスリリースで公表しています。
ただし、これは運営会社の確認にとどまり、登録している社会人一人ひとりの安全を保証するものではありません。利用規約(2023年6月1日改訂)は、他の登録ユーザーが送信した情報を含め、サービスに関連する情報について当社は保証をしないと定め(第12条第1項)、ユーザー間の連絡や紛争は登録ユーザーの責任で処理するとしています(第12条第7項。当社の故意または重過失による場合を除く)。
規約と仕組みで確認できること
- 禁止行為(第6条第1項)には、営業・宣伝・広告・勧誘などの営利目的の行為(当社が認めたものを除く)、宗教活動や宗教団体への勧誘、性行為やわいせつな行為を目的とする行為があります。夜9時以降の待ち合わせ、面談時の飲酒、カラオケルームや自宅などの個室で相談に乗る行為も禁止です。
- 違反した、またはそのおそれがあると運営が判断した場合、運営は事前の通知なく、利用の停止や情報の削除ができると定めています(第6条第2項)。
- 公式FAQは、金融商品販売・保険・ネットワークビジネス(MLM)・情報商材販売・宗教などに関するプランは作成できず、発行されたら運営側で削除し、利用を停止することがあると案内しています。
- 社会人の名前の横の緑のマークは、身分証明書の提出で本人・所属企業が確認済みであることを示し、グレーは未確認です。公式FAQは、訪問する社会人を選ぶ基準にするよう案内しています。
- 通報については、公式の解説記事(2023年7月11日更新)が、スマートフォンで社会人のプロフィールを開き、右上の点3つから「通報する」を選ぶ手順を案内しています。画面は変わることがあります。問い合わせフォームからも報告できます(同記事)。同記事は、OB訪問を悪用したトラブルが起きた事例があることも認めています。
Matcherを安全に使う3つの備え|個人情報・会う場所・勧誘への対処
次の3点は、利用者側で備えておくと安心です(編集部の助言)。
① 個人情報を渡しすぎない
公式の解説記事は、プロフィールを入力すると、プロフィールを見た企業からスカウトを受けられると説明しています。利用規約も、サービスが予定している利用目的の一つに「企業からのスカウト受信」を挙げています(第6条第1項(13))。また、プライバシーポリシーは利用目的の一つに「本サービスを利用する事業者または求人企業に情報を提供するため」を挙げ、利用規約は、求職者として登録するユーザーが、当社が運営するサービスを利用する事業者に個人情報を提供することに同意するものとしています(第10条第2項)。住所・電話番号・学籍番号など、OB訪問に必要のない情報は、プロフィールにもメッセージにも書かないでください(編集部の助言)。
② 会う場所と時間を自分で決める
待ち合わせ場所は、メッセージで相談して決める仕組みです(公式FAQ)。次の3点を自分から決めておくと安心です(編集部の助言)。
- 初回はオンラインか、昼間の人目のある場所を提案する
- 会う前に、相手・場所・時間を家族や友人に伝えておく
- 夜9時以降の待ち合わせ、面談時の飲酒、カラオケルームや自宅などの個室で相談に乗る行為は、利用規約で禁止されている行為なので、提案されたら断ってやり取りを終え、通報してかまわない
事件や事故の緊急通報は110番、生活の安全に関わる悩みごとなど緊急でない相談は最寄りの警察署か「#9110」です(警察庁)。
令和8年10月1日から、求職者等に対するセクシュアルハラスメントの防止措置が事業主の義務となりました。厚生労働省は、OG・OB訪問で企業の雇用する労働者を訪問する人もこれに当たると説明しています。相談先には、キャリアセンター等の教育機関が設置する相談窓口や、都道府県の労働局雇用環境・均等部(室)が案内されています。
③ 勧誘は断ってよい
営利目的の勧誘は規約で禁止されています。Matcherのメッセージで、登録者から企業のイベントや有料のサービスなどをすすめられても、その場で返事や契約、支払いをしないでください(編集部の助言)。公式の解説記事は、企業イベントの勧誘は断って直ちに通報するよう案内し、断れずに日程調整をしてしまった場合は、メッセージ機能から参加しないことを伝えてやり取りを終えて問題ないとしています。契約や支払いで困ったときは、「消費者ホットライン」188が最寄りの消費生活センターなどの窓口を案内します(消費者庁)。
具体的な見分け方のチェックリストは、次の節にあります。
注意したい登録者のサイン|安全に使うための注意点
営利目的の勧誘は規約で禁止されています。誘われた場合に備えて、次のサインを知っておくと安心です(編集部の助言)。
注意したいサイン(編集部の目安)
編集部の目安であり、当てはまるだけで問題があるとは限りません。
- 名前の横のマークがグレー(身分証明書による本人・所属企業の確認が未了)のまま
- プランや最初のメッセージの中身が、OB訪問の相談ではなく、自社サービスやイベントの案内に見える
- 自己紹介文が極端に短い、またはテンプレート文章のように見える
- 「まずLINEを交換しましょう」と最初のメッセージで提案してくる
- 面談前に「有料サービスの紹介があります」と言ってくる
安全に使うための基本
公式の使い方ガイド(2025年1月17日更新)は、会いたい社会人を探す「こだわり条件」に「同じ性別の社会人」があると案内しています。画面は変わることがあります。編集部の助言として、同性の社会人を中心に申請する(特に異性の場合は慎重に)、個人LINEへの誘導には応じない、の2点をおすすめします。またOB訪問アプリの比較記事も参考にしてください。
Matcherの評判|公式情報から言える良い点と注意点
利用者の声ではなく、公式FAQ・利用規約・公式の解説記事で確認できることを軸に、良い点と注意点を整理します(2026年10月11日確認)。
良い点
- 利用料金は完全無料と公式FAQが案内しています。
- 大学や学年に関わらずOB訪問ができると公式トップが案内しています。学生は大学生(全学年)と大学院生(修士・博士)が対象です。
- 公式トップの絞り込み条件に「電話・オンライン面談可能」があります。
- 社会人の名前の横の緑のマークで、身分証明書の提出による本人・所属企業の確認済みかどうかが分かります。
注意点
- 営利目的の勧誘は規約で禁止されていますが、公式の解説記事は、企業イベントの勧誘を断って通報する対処法を案内しています。
- 他の登録ユーザーが送信した情報について、運営は規約上、保証をしていません(第12条第1項)。
- 申し込みが承認されるかどうかは、プロフィールを確認した社会人が選びます(公式FAQ)。プロフィールが薄いと不利になると考えられます(編集部の見解)。
当サイトは、出典のない体験談や利用者の声の紹介は載せません。
Matcherの使い方|登録から面談まで5ステップ
Step 1: アカウント作成
公式サイトの登録・ログイン画面から登録します。公式FAQのWeb版の画面には、携帯電話番号での登録とFacebookでのログインが表示されています。公式トップのお知らせ(2026年1月15日付)は、新規登録時に電話番号の確認が必須となったと伝えています。アプリ版や今後の画面は変わることがあるため、登録方法は公式サイトで確認してください。
Step 2: プロフィールを充実させる
プロフィールは、申し込みを受けた社会人が承認するか判断する材料になります(公式FAQ)。公式の使い方ガイド(2025年1月17日更新)は、申請時に社会人へ開示される学生のプロフィール情報として、自己紹介・やりたいこと・相談したいこと・興味のある業種/職種・応援コメント一覧を挙げています。自己紹介とやりたいことは具体的に書き、相談したいこと・興味のある業種/職種も埋めておきましょう(編集部の助言)。編集部の推奨文字数は、自己紹介で300字以上です(編集部の目安であり、公式の基準ではありません)。
Step 3: 気になる社会人を検索・申請
業界・職種・フリーワードで絞り込み検索ができます(公式トップ)。申請は、社会人が設定したプランに申し込む形で行います(公式FAQ・公式の使い方ガイド)。公式の使い方ガイド(2025年1月17日更新)によると、プラン申し込み画面で聞かれるのは「2人で訪問を希望しますか」「1番話を聞きたいこと」の2問で、どちらも選択肢から答え、「このプランに申し込む」を押すと申請が完了します。画面は変わることがあります。聞きたいことは、「1番話を聞きたいこと」で聞きたい内容に最も近い選択肢を選び、具体的な質問は承諾されたあとのメッセージで伝えましょう(編集部の助言)。
Step 4: 日程調整・面談実施
申請が承諾されたら、メッセージ機能で、日程や会う場所を相談して決めます(公式FAQ)。事前に質問リストを作成しておくことが重要です(編集部の助言)。質問リストの作り方や依頼メールの書き方は、OB・OG訪問のやり方完全ガイドにまとめています。
Step 5: お礼メッセージを送る
面談後は、なるべく早めにお礼メッセージを送りましょう。次回以降も相談しやすい関係づくりにつながります(編集部の助言)。
マッチング率を上げる5つのコツ
編集部の見解として、マッチング率を上げるコツを5つ紹介します。
コツ1: 聞きたいことは、申し込みの選択と承諾後のメッセージで具体的に伝える
申し込み画面の「1番話を聞きたいこと」は、聞きたい内容に最も近い選択肢を選びましょう。具体的な質問は、承諾されたあとの最初のメッセージで伝えます。「お話を聞かせてください」ではなく「入社3年目で部門異動された背景をお聞きしたい」のように具体化します(編集部の助言)。
コツ2: 申請は早めに出す
面談したい日が決まっている場合は、日程に余裕をもって早めに申請しましょう(編集部の助言)。
コツ3: プロフィールに「なぜその業界なのか」を書く
志望理由が書かれていると、承認する社会人側も何を話せばよいかをつかみやすくなると考えられます(編集部の助言)。
コツ4: 複数業界の社員に並行申請する
1社に絞らず、5〜10名に同時申請してOKです(編集部の助言)。公式FAQには、一度に応募できるプランの数に上限はないとあります。承認待ちの間に業界理解を深めましょう。
コツ5: 面談後に振り返る
OB訪問で聞いた内容は、面談のあとにメモにまとめ、次の申請や選考準備に生かします(編集部の助言)。
Matcherの返事を待つあいだの相談先|キャリセン就活エージェント(広告)
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Matcherで申し込んでも返事を待つ時間が続くときは、就活の相談先をもう一つ持つ選択肢もあります(編集部の助言)。
キャリセン就活エージェントは、シンクエージェント株式会社が運営する就活エージェントです。公式FAQには、就活相談(個別面談)や企業の紹介などが完全無料と書かれています。面談予約フォームで選べる卒業年は27卒と28卒で、携帯番号の入力が必須です。個別面談は、志望企業の社員から話を聞くOB・OG訪問とは別のものです(編集部の見方)。
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よくある質問
Matcher(マッチャー)は安全に使えますか?運営会社・規約の確認点は?
Matcherで会う場所や時間はどうすればいいですか?
Matcherで勧誘されたらどうすればいいですか?
Matcherは本当に無料ですか?
Matcherとビズリーチ・キャンパスはどちらがおすすめですか?
マッチングされない・返信がこない場合は?
地方大学でも使えますか?
OB訪問で何を聞けばいいですか?
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